教育に関すること: 現役おばちゃん教師 日教組の何が悪いのよ!!
2002年に出された『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想とかいう文部科学省の方針で,いろんな取り組みがなされましたが,その中のひとつなんですね。
これって,でも,う〜ん。なんと言いますか,びみょ〜。
いろんな要素が絡み合っているので,誰かが必ず反発するわけなんですけれども,
一般的に言語習得年齢というのが,13歳までと言われていて,中学校に入ってからでは,遅すぎるのではないかという人と,
13歳までは,きちんと国語である日本語を学ばせなければならないという人と,
高度なECDLの後に勉強するか
総合の時間をきちんと使いこなせていない人たちには,渡りに舟と「国際理解」と称して英語活動を取り入れたりするところもあり。
特区の制度を利用して,医学書ほどもするような高額な教科書を揃えて,英語をやり始めるところあり,小学校に中学校の教科書を前倒しして教えるところあり。
隣の自治体が何かやり始めたら,保護者たちの要求に押されて,結局英語を導入していった自治体もあり。
まあ,それぞれの自治体がいろいろ工夫というより,苦労しながら英語が使える日本人を育てようとしたわけです。
文科省も躍起になって,中学卒業時に英検3級を取得している中学生の数と,高校卒業時に準2級を取得している高校生の数を調� �させたらしいんですわね。
何が大学に出席する
ところが,どうも目標値に届いていないらしい。
4〜6割を目標値に設定していたらしいのですが,準2級程度を身につけた高校3年生が27.8%,英検3級程度の中学3年生が33.7%しかいなかったわけです。教員に対しても,英検準1級かTOEFL550以上の教員は中学で24.8%,高校で48.4%と,目標値の100%には遠く及ばなかったという話しなんです。
どこかの国の全国一斉学力テストで,2002年の目標を下方修正したという話がありましたが,よく似たものよのう,と思いながら読んでいました。
標準テストは陰性である
これは,しかし,数字のマジックもあると思うのです。
平均値というのは,すべての個をならしてしまうわけで,均質のものを比べるときの平均値には意味がありますが,昨今の学力の二極化を考えるに,個体の数値に開きが大きくなれば,平均値の意味はなくなってきます。
この英語の能力も,高い人はより高く,そうでない人は限りなく低くなってきた結果じゃないかなって。
今日日の中高生,勉強しない人たちって,ほんとに,あの手でもこの手でも,褒めても,叱っても,おだてても,脅しても,何をしても勉強しない。試験の前でも勉強時間0ですよ。0
このあたりをなんとかしないと,どこまでいっても,数値目標なんか,天上の値のままだと思うのですけど,どうなんでしょう。
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